２週連続で六角あんちゃんがお送りします。

先週の六角通信にも書かせてもらった通り

１０年半勤めていた日本最大級のオーガニックコスメセレクトショップを退職しました。

私はあの仕事に対して、それなりに熱意を持って仕事に打ち込んでいました。むしろこの１０年本気でした。

化粧品が好きで健康に貪欲でオーガニックナチュラルと言われるものが好きで入社しました。

なのでマクロビオティックにベジタリアン、精進料理にお豆信者などなど、健康になると言われる健康法は片っ端から試しました。

それと“オーガニックナチュラルコスメを日本中に広める使命がある！！”と思っていました😅

仕事に誠心誠意打ち込んでいましたので、役職もありましたし、充実もしていました。

そんな私がすっぱり辞めようと決めたのは何も急に決断したわけではないんです。

事は３月下旬まで遡ります。

息子の怪我が完治して職場復帰する日が近づくにつれ、モヤモヤが大きくなってきたのが始まりでした。

仕事復帰して、そのモヤモヤは確信と変わりました。

六角で学んだ理論とは、全く真逆のことを日々推進している。

自分では絶対に選ばない青汁にサプリメントにCBDに植物性油脂（PUFA）たっぷりのスキンケアにコスメを勧めなければならない現実。

お取り扱いしている商品の殆どが”真実の”健康理論とは反している。

お店にいらっしゃる方は、“健康になりたい”“綺麗になりたい”と思って決して安くない商品を購入する。

それにお客様のお悩みを聞いているとなかなか深刻。。。不眠症にパニック障害、極度の敏感肌。アトピーの方も多かったです。

アトピーの方においては「乾燥するから」と言って植物性油脂たっぷりのボディークリームつけて、湿疹が出てきたらステロイドを塗ってーーー

不眠症にはラベンダーの精油にカモミールティーがお決まり。

偏頭痛になればCBDを使用して、「開いていない受動態を呼び覚ますーーー」など謳って。。。

温活に腸活。そのために○種類のサプリメントに○万円の美容液。

研修の内容はちぐはぐで耳障りの良いことばかり掻い摘んで頭に入れる日々。

それらの商品を最も使用しているのは、もちろん販売しているスタッフ。

本来ならば、誰よりも健康でなければならないのに、不健康そう。というか、私も含め体調不良になりやすかったです。

急な欠勤なんて日常茶飯事です。（元気な方もおりましたよ！！私の知っている中では皆勤賞は１人です。）

生理痛やめまいに貧血に鼻炎に偏頭痛持ち。必ずというほど何かしらの疾患を持っている人が多いと思います。

健康を売っているスタッフならば、お客様よりも健康でなければならないのに……ね。不思議ですね～

なんかだるそう、接客業だから笑顔だけどなんかギスギスしていたり。

終わりの見えないサプリメント摂取。数年後、健康になっている！！という確信がなく、その場凌ぎで摂取し改善（鎮静）されたと思ったら再発。

そんなことの繰り返しです。

その会社に属していれば、本気で悩んで相談してくださった方に、絶対に健康にならない、むしろ健康までには遠回りする道をお勧めしなければならない立場なのです。

組織に属するということは、布教活動を邁進し続けなければならないということです。

私は、今まで築いてきた居心地の良い、地位や立場を守るために他人が不健康になるお手伝いをし続けなければならないのかな？と思ったら

退職を選んでいました。

もう一つ。

会社に所属するということは、その組織の歯車の一つにならなければならないということです。

誰しもがその感覚を経験したことがあると思いますが、臨機応変に対応なんて言葉だけで実際の組織は、個人の主張や意見をわがままと捉えられてしまうんです。役職があれば尚更、追随型でありマニュアルに忠実。

時間積み立て（勤務時間）が効率よくできたら、給料が発生するんです。（もちろん苦労もあります。組織にとって都合よく立ち回らないといけないという難しさ。）

でも“本来の生きる”ということは、ただ時間を消費しても何も生み出せないんですし生活できないんですよね。私はそれに盲目でした。

その日暮らし、という言葉の真の意味を実感しました。

時間を拘束され続けるということは、サバイバル力＝自分で考えて自分で選んで生き抜いていく、感覚を養うことができないということ。

与えられた物で暮らし（配給）、まるで自分たちの力で生活できているような感覚に陥らせ実際は、作物の作り方も知らない。

選択権があるようで選択できる種類が全て誰かに用意されたものであったら？

自分で納得する物を作り出したいけど、生み出す力も知識も全くない私。

時間を拘束されるということは、そのレールに乗っかてること。

気付いてしまうと目を背けれないのが私のエニアグラムNo.なんです。

作り出していたと思っていた生活は、人任せであり会社任せでした。

私はコミュニティではなく、組織というピラミッドの中で自ら消費されに行き、組織に依存していたのですよ。

それに気付いたら、こちらから一見居心地の良い環境を捨てて、

不健康になる布教活動の加担を辞めて、生き抜くためのサバイバルの準備をしよう！！と思った次第です。

追記

畑活動とは別に数週間前から家庭菜園初めてみました。

毎日朝晩の芋虫チェックしていたにもかかわらず、朝起きたら葉っぱが全部食べられていました。とほほほ。

でも、それも経験。何事も“安定”を求めていましたが、不安定で予測不可能でもいい、それに私が順応できるようになればいいんですよね〜💖

六角あんちゃん