息子の備忘録を読み進めてくださっている方ならば、こちらの題名の意味がなんとなくお分かりになるかと思いますが、
極限に不自由な生活を送らなければならなくなったあの期間、私はわたし自身をぶん殴り続けた1ヶ月でもありました。
自らその境地に飛び込んだわけではなく、逃げざる終えない”病院介護生活”状況で起こった転機でしたが、
世間様から遠ざかりネット社会と断絶して初めて、やっと本気で自分と向き合えた気がします。
その1ヶ月に私の中で何が変わったかをお話ししたいと思います。
まず私は、何かを理由に”やらなくてはならないこと”から目を背けていました。
日常に組み込まれているような、洗濯物を畳む~ご飯作る~明日習い事に連れて行く~
それはしっかり真っ当していましたが。
いやいや、むしろそれらを盾に
”忙しいフリ”をしていました。
なにをするにも
「物理的に時間を作れない。」だって
「仕事もしているし」
「拘束時間もあって、1日のうち○分しか自分の時間がない。」
「子供の世話もしているし」
「お金が。。。」
とか言っているのに。。。
SNSタイムはしっかりありましたよね!?過去の自分よ😅
それって、目の前にあるものの中でただ何となく生活しているだけではない?
ねぇーねぇー今のあなた(私)本当に忙しいの?😒
言い訳ばかり探していないで、今の自分の怠慢さに目を向けてみては?
YouTube見てだらだら時間過ごした事ない?
Instagramばかり見ていなかった?
芸能人を追ってなかった?
漫画ばかり見てなかった?
人のせい(自分は悪くない)にしてなかった?
それらって本当に未来の自分への投資(時間)でしたか?
もう一度問うよ。
過去の自分。“あなたは今、本当に忙しいの?”
過去の私。
「・・・・・。私は怠慢な人間であり、何かを言い訳に”考えてみること”をやめていました。」
そんな怠慢な私がネットと断絶してわかった事。
YouTubeもInstagramも芸能人も漫画も要りません。
ない方がずーーーーーーと時間がある。
そして、心が健全だ。
仕事の休憩時間ごとに、、、
移動時間ごとに、、、
お風呂入っている時に、、、
ご飯食べている時に、、、
寝る直前まで、、、
なんなら、友人と一緒にいる間も、、、
ネットと隣り合わせで、膨大に与えられた情報のガレキの中に
ダイブして、
ただただ消費する。。。
それだけでは飽き足りず、さらに自分でネットを貪る。
まだ足りない、まだ足りない、何かに急かされているように。
現実のあなた(私)の心と身体はどうなっているの?
無責任な自分へ。
数年前にできた「ネットサーフィン」が入り口だったのかもしれないけど
何も知らずに、考えることも深く調べることも放棄して、
自分の人生なのに
他人に委託していませんでしたか?
それはネットのことだけではなく。
体調不良になればお医者さんがそう診断したから。そういう薬を渡されたから。治療だから。
自分の命を他人に差し出していませんでしたか?
自分の身体のことすらよく理解もしていないのに。
私は、わたしを無防備に差し出していました。
そこに責任を取る気もありませんでした。
入院生活は、人に頼れない状況のうえ拘束時間が長く、否が応でもネットから断絶できた。
そのおかげで
本も読んで知識を増やせました。
子どもにTVを見せてその場を凌ぐのではなく、彼と向き合って時間を共有できていました。
介護といわれる、普通病院に任せるすべてことを(排便、全食事を作り、入浴)一人でこなせました。
同時進行で六角テキストの原稿整理もしました。
手芸作品を3つ完成できました。
あれっ!?
ネットに支配されて充実しているふりの自分or脱却した自分。
健全で充実しているのはどちらかな?
過去の自分へ、あともう2つ。物申す。
「本が読むのが苦手。読むのも遅いし。頭悪いし」って思っているみたいだけど。。。
ねぇーねぇー
読むのが遅いって誰と比べて?
頭が悪かったら学ぶ必要ないの?
本が読むのが苦手だとしても理解できるまで何度も読み直せばいいじゃないの?
自分のこと自分で諦めていない?
あなた(私)の怠慢さで
大きな何かを失っているんだよ。
最後に。卑怯な自分へ。
やりたいことがやれる体が手に入ったら、
“病弱だからできない”と言い訳にして後回しにできたことを処理しなければなりませんよ。
身体が弱いことで受けてきた恩恵を手放す時がきました。
無理をするのではありません。
もうその恩恵は今の私には、必要なくなったのです。
今ならば、ネットの依存も
都合の良い言い訳をして見てみないフリしていた現実も
環境のせいにしていた自分も
全て。まるっと。全部。ぜーーーーんぶ。手放せそうです。
怠慢であり、卑怯であり、無責な自分から卒業します!!
第6章 完
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あんちゃんの息子(4歳)の闘病日誌です
ー左大腿骨骨患部骨折 備忘録ー
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追記
先日、私の誕生日でした。
昨歳と大きく違うことは
人生で今が1番元気であること。
やりたいことができ始めています☺️
そして
前向きであること。
また
自分に可能性を感じていること。
一歩を踏み出すのが重かったけど
進み始めたら、駆け上がれています。
来年の私に期待が出来そうです。
六角あんちゃん