私が、女性という生命の素直さ、を目にするのは
香りに対してだったりする。
デパートで行き交っている女性は
各メゾンの香水をくんくん嗅いで、「いい匂い〜」「これは〇〇みたい」とぽわ〜っとしたり顔をしかめたりする。
たまに面白いのはカップルでいて
傍にいる男性は彼女に「嗅いでみて」と言われてから恐る恐る嗅いでみる、という光景を目にすること。
もしくはふ〜ん。。。みたいな薄い反応しかしなかったりして笑
この若干の抵抗感、香りという”強力な感覚”に戸惑っている。
可愛いですね😂
本当はこの強力な感覚を呼び起こすものは
男性が崇拝する科学と繋がっているのに、頭の中だけでなく”実体験”になっちゃうとおののくんだから笑
話はさておき。。。
Future Meの後半ではこの香りというものに関しての授業を用意しているんですが。
匂いの分子を構成している元素というのは周期表の中の一部の限られた元素のみです。
この表を見てうげ〜ってなっちゃう人もいるかもしれませんが、
つまり分子の組み合わせ次第では
私たちをうっとりさせる香りのものにもなるし、ウッと息を止めたくなるような悪臭にもなるんです。
でもその対照的な香り同士が実は従兄弟同士だったりするのが面白いところ。(兄弟でも両親が同じなのにみんな違う個性を持つ、そんなのに似ているな〜と思います)
さて、私は10代後半から20代前半まで、イギリス・フランス・オーストラリアをくるくる回っている生命体だったのですが(笑)
その時期に使っていた香水の一つがYSLのIN LOVE AGAINという香水でした。(現在は廃盤)
確か16歳くらいの時です。
16歳で!?って思うかもしれませんが、私はインターナショナルに通っていたので、インドの子なんて
毎朝バスに乗り合わせるとクミンの匂いがするし、クラスメイトのイタリアの子はバニラの匂い、台湾の子は当時はやっていたvivianの香水の香りがしました。カオスw😅
この香りはもうグレープフルーツ!!しかももぎたての青っぽいグレープフルーツのようにちょっと苦味を感じるような香りでした。
シュッてつけた瞬間に爽やか!明るい!と感じ、、、、、
でも消えるのも早かったw
これってあるエレメントそっくりですよね?
そう火のエレメント!
扉をあけた途端に、
なんの躊躇もなくバッと新しいものを求めて、駆け出すような子供と一緒w
で、気づいたらどっか行ってる。ははは
ちなみにこの時期、日本の友達から電話なりメールが来ると
大体第一声はみんな
”しのちゃん、今どこにいるの?”でしたw
もっというとこれって、ある成分の電子のアクティブさ、そのままなんですよ。
私はまさしく10代は
あれやこれやのおもちゃ箱をひっくり返して自由に遊んでいるような子供でした。
その後、寮に入ってからは
この香水はつけなくなり、代わりにお守りみたいに”ラブラドライトのネックレス”を首に引っ提げていましたな😂
もしデパートに行くことがあったら、この香水の香りとちょっと似ている香りが
ジョーマローンのグレープフルーツなので嗅いでみてはいかが?
ちなみにこの香水をつけているという設定で登場するキャラクターに
少女漫画・クローバーの登場人物の1人、リリコがいました。(画像右の子)
このキャラと、この香水と、10~20代のまだ自分自身をちゃんと知らない人間の若い青さ
リンクしてて面白かったな
匂いっていうのは嗅いだ途端に記憶ともリンクし出すのが面白いところ。
付き合う人や自分の人生の段階が変わったら、今つけている香水に違和感を感じるのも”正しい”んだよ。
Shino